イギリス留学ブログ
3.12021
イギリス人は雨でも傘をささないの?
「イギリスにいる人は傘をささないの?」
旅行者などが不思議に思うことの一つだそうです。
今日はこちらについて検証(?)してみますね。
理由は気候にあり?
これは、イギリス人がというより、「イギリスに住んでいる人」というくくりになりますが、その理由はイギリスの気候にあります。
イギリスでは、shower(シャワー)と呼ばれる、いわゆるにわか雨が多くあり、どれも時間的に短く、一日の間に何回も降る傾向にあります。
そのため、とあるイギリス在住の方の意見を引用すると、「傘をいちいちさすより、雨を無視した方が楽だから」と言う感覚がうまれます。
朝からずっと雨が降っているような日は、もちろん傘を差して出かけますので、傘人口も増えます。
どしゃ降りでもささない?
それでも、「これだけ降っているのに、傘は?」という人も見かけます。
たぶん、「歩く距離が短いから」、「上着を通ってずぶぬれになるほど雨が強くないから」、というような理由だと思います。
元々、雨が多く降るのは今の時期、秋から冬にかけてになりますので、上着を着ていることがほとんどです。
そして、どしゃ降りが一日続くということはなく、しとしとした雨が降ったりやんだり、たまにざーっと降ったり、という感じなので、フードつきの上着を着ていたり、帽子をすでにかぶったりしていればそれで雨除けになっている、という感覚になってきます。 ※実際筆者もそうなっています。
折り畳み傘がなかった
それと、以前は折り畳み式の傘というのがあまり普及していなかったことも、傘をささないカルチャーに繋がったかもしれません。
十数年前までは、雨が本格的に降ると、パラソルのような大きな傘を持っている人が目につきました。
雨が降るか降らないかわからないのに、大きな傘を持ってでかけるのは不便、と感じたのはうなずけます。
今は、手軽に折り畳み傘を入手することができるので、傘人口は全体的に増えたかと思います。
傘が差せない天候の地域
加えて、地域性で傘をさす感覚が変わってくる部分もあると思います。
イギリスの地域によっては、雨に加えて風もすごく強くなり、頻繁に雨が降る上に、風がすごすぎて傘をさしていられない、という状況も。
以前、イギリス南西部の海外沿いの町に行った時、すごく驚いたことがあります。
まず、その日は一日中雨だったのにも関わらず、多くの地元の人が普通に散歩をしていたこと。
毎日ほぼ雨なのが当たり前だから、今日は雨だから散歩はやめておこう、という感覚がなくなるのだそうです。
そして、見事にほとんどの人が傘をさしておらず、フード付きのコートで雨をしのいでいました。
私は車で町中を走行していたのですが、途中で急激に雨が強くなり、どしゃ降りになりました。
しかしびっくり。地元の散歩をしている人たちの歩くスピードは全く変わりません。
まるでどしゃ降りになっているのに気づかないかのごとくでした。
お店もいくつかあるような地域でしたので、私だったら、走ってどこかで雨宿りをしたいレベルのどしゃ降りでしたが、雨宿りしている人はゼロ。
雨が見えないかのように、ずぶぬれで、普通に散歩をしている姿はすごく不思議でした。
まとめ
雨と晴れの天気がはっきりしている気候の地域からイギリスに来ると、傘をささないことは不思議に感じるかもしれません。
ですが、これはイギリスに住んでいると、自然に慣れてしまうことでもあります。
日本から今の季節にイギリスに渡航される方は、折り畳み傘はほぼ毎日持ち歩いていた方がよいかもしれません。
それと、誰もさしていないから、と周りを気にしないで、小雨でも自分の意志で傘はさしてくださいね。
小雨では傘をささないのがイギリスのルールなのではなく、みんな単純に面倒くさいのです。
こちらの記事は、インスタグラムの投稿より作成されました。
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