こんにちは！

2025年以降にイギリスの大学進学をお考えの方は必読！
イギリスの大学進学に関して、最新ニュースがBBCから出ていましたので、和訳しました。

今回のニュースの大事なポイントは以下です。

・「UCAS」（※1）からの出願すに必須だった「Personal Statement （パーソナルステートメント）」（ 以下、志望動機書で統一）の制度がとりやめに

・志望動機書の代わりに新たな「３つの質問」が今後導入される

早速以下ニュース記事の和訳をご紹介します。

UCASの大学出願方法（志望動機書）を改革へ

UCASは、長い間子供たちの最終学年の悩みの種であった大学入試のための志望動機書制度を変更すると発表した。

来年度からは、4,000字の志望動機書の代わりに、志望理由とそのための準備について3つの質問に答えることが求められる。

同団体は、この変更により恵まれない背景を持つ学生の高等教育への志願が促進されるとしている。

先月、無料の学校給食を受給している学生の出願料が免除された。

UCASのジョー・サクストン最高経営責任者（CEO）は、「できるだけ多くの学生が大学教育の恩恵を受けられるよう、そしてチャンスの扉が開かれ続ける」ようにすることが目的だと語った。

「志望動機書は、学生が自分の志を明確にし表現するのに役立つが、サポートが少ない学生にとっては難しいものだ」と彼女は付け加えた。

構造化された新しい質問は、こうした学生たちに大学入学への「より大きな自信」を与えるだろう、とサクストン氏は述べた。

UCASによると、最も恵まれない環境からの志願者数と最も恵まれない環境からの志願者数の差は、依然として「頑固に続いている」という。

UCASによると、今年大学に出願した最も恵まれない背景を持つ人々の割合は、イングランド、ウェールズ、北アイルランドでは減少したが、スコットランドでは増加したという。

エクセター大学で社会的流動性を研究するリー・エリオット・メジャー教授は、この改革は「すべての志願者にとって大学入試制度を少しでも公平にするための重要な一歩」だと考えていると述べた。

しかし、自身の3人の子供たちの志望動機書を手伝ったリーサ・チェスターさんは、この質問にはこれまでと違いがないと考えている。

「これらの3つの質問は、いずれにしても志願理由を構成するものです。」と彼女は言い、サポートを得ることがむずかしい志願者は、依然として手助けが必要になるだろうと加えた。

「それが恵まれない環境にいる子供たちの助けになるとは思えません」。

改定する新しい3つの質問とは？

2025年9月から学生に課される「構造化された質問」は3つ：

• なぜこのコースや科目を学びたいのですか？

この質問は志願者が選択したコースに対する「情熱と知識」を示す機会となる。

• あなたの資格や勉強は、このコースや科目への準備にどのように役立ちましたか？

これは、学校で得た関連スキルや、選択したコースでどのように役立つかをアピールする機会となる。

• 教育以外で準備したこと、またその経験が役立つ理由は何ですか？

志願者はこの質問を使って、自分の個人的な経験や課外活動が、なぜ自分が選択したコースに適しているかを説明することができる。

この3つの質問は合計で、既存の志望動機書と同じ4,000字の制限があり、回答を柔軟に分割することができる。

（ソース：BBC英語記事：Ucas to reform university personal statements）

UCAS（※1）とは

UCASは「University and Colleges Admissions Service」の略。

英国の大学の学部課程への出願を管理することを主な役割とする団体であり、総合的に出願を管理するサービスを行っています。英国の大学やフルタイムの学士課程コースなどの出願はすべてUCAS を通してオンラインで行われ、UCASが出願者の選んだ教育機関に出願書類を提出します。

UCASの主なサービス：オンライン登録後、志望コースの選択、出願、出願の追跡と合格通知の確認など。

最後に

志望動機書は提出する生徒自身の個性、経験、実績、将来の野心をアピールするための場です。

大学側は、あなたがなぜ出願するコースに役立つのか、将来の目標やこれまでの経験など、あなたのことを知るためのものです。入試の面接やオーディションの際にあなたが書いた志望動機について面接官から質問が来ることも考えられます。今後、仕様が改正になるとは言え、志望動機書は一番重要な手順の一つであり、しっかりと自己アピールをする機会には変わりはありません。

日本からイギリスの大学入学を目指す人は、留学生としてイギリスの大学に出願する際の資格や条件がたくさんあります。そちらについては当サイトのこちらのページを是非お読みください！

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