イギリス留学ブログ
11.232020
イギリスの便利な市販薬6選
イギリスは医療の観念やシステムが日本と全然違います。
そのため、軽い症状でも病院に行くことで処方箋を出してもらえる日本の医療と違い、イギリスでは、まず市販薬を使った「自力で治す対策」というのが一般的。
今回は、イギリスで一般的な、便利な市販薬についてご紹介します。
目次
風邪薬
①LEMSIP(レムシップ)
こちらの写真は、Lemsip MAXですが、MAXでないものもあります。
薬の強さの違いなので、お薬に強くないかも、という方は、まずMAXと書いていない方から試してみてください。
パウダーをお湯にとかして飲むタイプと、錠剤と両方あります。
効き具合は、ほぼどちらのタイプも変わらないのですが、お湯に溶かして飲む方がなんとなく、体が温まる気がして少しほっとします。(筆者主観です)
お味は薬っぽいレモン味なので、はちみつをいれるとほっとする味になりますよ。
日本だと、風邪をひいても近くの内科に行って、診てもらったり、という事ができますが、イギリスの医療、NHSでは普段体が健康な方は、それはできません。
電話予約の時点で、「市販薬をとって、まず休んで下さい」と言われます。
これらの風邪薬は、風邪の症状となる発熱、頭痛、喉の痛み、咳などを抑えるものになります。
風邪ウィルスや菌を倒すものではありません。
このLemsipに似た薬も同じ棚に売っている事があり、値段や味が少し違う、という感じです。
どのタイプも、何時間に一袋(一錠)飲んで良い、という決まりが箱に書いてありますのでそれを守りましょう。
頭痛薬、解熱鎮痛剤
②イブプロフェン(Ibuprofen)
③パラセタモール(Paracetamol)
こちらは、超基本の解熱鎮痛薬。
総合的に「Pain Killer」と呼ばれるお薬です。
前述のLemsipなどの風邪薬にも必ずパラセタモールが含まれています。
イブプロフェンは、非ステロイド性抗炎症薬 ですが、パラセタモールは、抗炎症作用はありません。
どちらも、間を何時間空けてから服用すること、という決まりが箱に書いてありますので、それを守りましょう。
ちなみに、日本語ではパラセタモールと呼ばれるようですが、英語では、パラシータモルと、「シー」の部分に一番強いアクセントを置いて発音されます
喉の痛み
④Strepsils
喉が痛かった時、イギリスでポピュラーなのは、のど飴タイプです。
日本ののど飴より効力が強いものです。
日本ののど飴は、普通に食べても美味しい感じですが、それに比べるとかなり薬っぽいお味で、効力も強いものなので、カラオケのあとに少しなめておこう、という感じではありません。
お菓子の延長でなめるのではなく、本当に薬としてとりましょう。
箱に書いてある通り数時間あけてからなめる、という用法です。
ひりひりした喉を癒すのには適していますので、お試し下さい。
怪我をした時
⑤TCP
⑥Savlon Cream
切り傷やちょっとした消毒に役立つのが、こちらのTCPとSavlon Creamです。
どちらにも「Anticeptic」と書いてありますが、「消毒」の意味です。
TCPは、いわゆる病院の消毒液!というにおいです。
しみるんじゃないかな、と思うかもしれませんが、においに反して刺激性は実は少なく、痛みをやわらげてくれたりする優れものです。
Savlon Creamは、まったくにおいも刺激もない優しい消毒クリームです。
ちょっとした切り傷などの消毒など、一つあると便利です。
どこで買える?
これらの薬は、以下のような場所で購入できます。
・チェーンのドラッグストア(Boots, Superdrugなど)
・Pharmacy(薬局)
・チェーンのスーパーマーケット
・ニュースエージェント(コンビニ的なお店)
最後に
もしかして自分が日本でよく使っている薬を持ってきたらいいのでは?
はい。もちろんそうです。
皆様人それぞれ体にあったものがあると思いますので、普段使っている薬があればそれを持参してください。
海外保険に入っていらっしゃる方で、救急でない場合は、まず日系の病院にかかる事をお勧めしています。
日系の病院では、日本人の体に合ったお薬を処方してくれます。
こちらにリストされているような市販薬を購入するように、と言われることもありますので、是非お医者様の指示に従ってくださいね。
また、上記の薬たちを自己判断で購入する場合は、飲み合わせもありますので、一種類以上使いたい時はまず薬局(Pharmacy)のカウンターの人に必ず相談して下さい。
何か困ったことが起きた時は、このようなイギリスの市販薬も知っておくと大変心強いので、是非参考にしてみてください。