イギリス留学ブログ
3.232021
英語生活ですごく便利、フォネティックコードって何?
フォネティックコードとは何かご存知ですか?
日本語では「通話表」と呼ばれるもの。
航空、船舶、軍事業界などでよく使われる、通信用語です。
無線など雑音や音のゆがみが多い場面で、正確に伝えるための用語なのですが、英語生活において、実は普通に使われる便利なもの。
英語を第二言語として使っていく留学生も知っておくと大変便利です。
ではこのフォネティックコードについてみていきましょう。
目次
フォネティックコードとは
「通話表は、帯域が狭く、歪や雑音の多い無線電話で、話者の発音の癖などがあっても、原文を一文字ずつ正しく伝達する目的で生まれた。」Wikipediaより
フォネティックコードは、アルファベットでスペリングを伝える時に、相手に確実にそのアルファベットが伝わるように使う言葉です。
例えばですが、
・S/F
・M/N
・B/D
などのアルファベットは、電話越しだと、はっきりと差がわからず、相手が聞き間違えることがあります。
それを回避するために使うのがこのフォネティックコードです。
実際のフォネティックコード
では、実際のフォネティックコードを見てみましょう。
実は何パターンかありますが、今回ご紹介するのは、NATOフォネティックアルファベット(NATO phonetic alphabet)と呼ばれるものです。
文字 | コード(読み方) | 文字 | コード(読み方) |
A | Alpha(アルファ) | N | November(ノヴェンバー) |
B | Bravo(ブラヴォー) | O | Oscar(オスカー) |
C | Charlie(チャーリー) | P | Papa(パパ) |
D | Delta(デルタ) | Q | Quebec(ケベック) |
E | Echo(エコー) | R | Romeo(ロメオ) |
F | Foxtrot(フォックストロット) | S | Sierra(シエラ) |
G | Golf(ゴルフ) | T | Tango(タンゴ) |
H | Hotel(ホテル) | U | Uniform(ユニフォーム) |
I | India(インディア) | V | Victor(ヴィクター) |
J | Juliett(ジュリエット) | W | Whiskey(ウィスキー) |
K | Kilo(キロ) | X | X-ray(エックスレイ) |
L | Lima(リマ) | Y | Yankee(ヤンキー) |
M | Mike(マイク) | Z | Zulu(ズル) |
さて、これをどう使うのか、次のセクションで見ていきましょう。
フォネティックコードの使い方
①伝える時
例えば「太郎(TARO)」のスペリングを伝える時は、
T for Tango
A for Alpha
R for Romeo
O for Oscar
と言う言い方をします。
T,A,R,Oと言って伝わる場合もありますが、TがDに聞こえてしまって、DAROと書かれてしまうことも。
その間違いを避けるためには、上記のように、フォネティックコードを使うと正確にスペリングをしてもらえます。
②確認をする時
例えば、「M20」の部屋に行くように、と言われたとします。
でも、「M」か「N」か、はっきり聞き取れなかった場合
Is it N for November?
と聞くことができます。
これで、コミュニケーションの間違いを避けることが可能になります。
実生活でフォネティックコードを使う例
さて、イギリスで生活をしていると、このフォネティックコードを使う機会は意外にあります。
一番多いのは、電話の時。
近年色々なサービスがオンライン化され、電話を使う機会も減ってはいますが、やはり電話をしなければいけない時はやってきます。
電話では、このような場合に、フォネティックコードを使うと便利です。
・自分の名前のスペリングをする
例えば、佐々木さん。SがFに聞こえたら、「ふぁふぁき(Fafaki)」という名前で登録されてしまいます!
「S A S A K I」 と伝える時に、S for Sierra を使いましょう。
ちなみに、Sierraは、日本人が苦手なRが入っていますね。
その場合は、S for Sugar でも通じます!
・郵便番号(ポストコード)を確実に伝える
イギリスの郵便番号は、アルファベットと数字で構成されています。
一文字違うと、届かない、住所として認識されない、ということがありますので、確実に伝えましょう。
CV35 8FP → C for Charlie V for Victor Thirty Five Eight F for Foxtrot P for Papa
と伝えれば、完璧です。
英語と住所に関してはこちらの記事も是非ご参照ください↓
・リファランスナンバーを受け取る
問い合わせや注文をした時に、予約番号的な番号をあてがわれる時があります。
再問合せをしたり、注文の追跡をする時に必要になるシステム番号ですので、確実に受け取りたいですよね。
大体が、ランダムな数字とアルファベットの組み合わせ。
これを電話上で伝える時、相手がいきなりフォネティックコードで伝えてくる場合もあります。
急に、「Bravo Alfa November Golf Oscar Six Delta Echo Sierra Uniform Two」 と言われたら、「え?」となるかもしれません。
でもフォネティックコードを知っていれば、BANGO6DESU2 とメモがとれます。
まとめ
そんな難しい電話をする時ないもん、、と思うかもしれませんが、ワーホリや学生ビザで仕事をする時に必要となる、National Health Insuranceの申し込みはまずは必ず電話です・・! 意外にあります。
※追記 1/June/2021
National Health Insuranceの申し込みは、オンラインでできるようになりました。
もちろん全て覚えておく必要はありません。
自分の名前や郵便番号を確実に伝えられるように、このフォネティックコードの表を画面で開いておくと便利な時もあるかも、という感じです。
最近はマスクで、対面式でもはっきり聞き取れないことなどもいっぱい。
工夫することで、伝わる英語を学んでいきましょうね!
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